40日目

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2006/09/29
今日は間違いなくタイヤ交換が出来る日だ。

昨日11時に来いと言われていたので、
荷物をバイクに積んでそのまま向かうことにした。

バイク屋につくとバイクに積んだ荷物を見てスタッフの人たちは興味があったのか、
質問責めにあった。

「どこから来たんだ?」
「何日間ツーリングしてるんだ?」
「今までどのぐらいの距離を走っているんだ?」
「カナダ・アメリカを渡るのにいくらぐらいかかるんだ?」
「日本でいくら貯めたんだ?」
「これからどこに行くんだ?」
「仕事はなにをしているんだ?」
などいろいろ聞かれた。

一通り片言の英語で返答し、
「バイクのトラブルは今まで何かあったか?」といわれたが
今回のパンクだけだ、と答え、ついでに
「スズキのバイクなら世界をまわれる。日本にはスズキのバイクで世界を回ったことのあるやつなんて何人もいるし、スズキのバイクは世界一の性能なんだ。日本に置いてきたバイクもスズキだし、スズキのバイクは走行距離メーターが一回転するのなんて当たり前だぜ!」と言ってみた。

僕の言葉に半信半疑なのか販売店員だけではなく、
メカニックマンまでフロアの僕のところまで来て
「really?(ホントかよ・・・)」などと言うしまつ。

僕は「sure!(当然だ!)」とアメリカのスズキの販売店に、
さらにスズキの魅力を伝えてみた。

もし今乗っているバイクがスズキじゃなかくても同じことを言っていただろう。
スズキにこだわりがあるわけではないがなんとなく日本を自慢したい気持ちだった。

話はなかなかつきず、スタッフも話に夢中になって仕事をストップしてしまっている。

結局1時間近くも話をし、やっとタイヤ交換の作業を始めてくれるようになった。
「交換には1時間程度かかるから隣のカフェで待っていると良い」と言う。

話に1時間、作業に1時間。つまり2時間。
アメリカらしい・・・

隣のカフェでコーヒーを頼み、タバコを吸いながら待つことにした。
カフェは一家でやっているお店らしく、母、姉、息子がお店にいた。

姉はすごいきれいな人でこんな人と知り合いになれたら良いなぁなんて
思ったりしながらコーヒー飲みつつ、作業の終わりをまった。

しばらくすると18歳ぐらいの息子がほうが僕に興味があったのか、
話しかけてきた。

息子「どこから来たんだ?」
僕「日本だ」
息子「ピアスしてるのか?」
僕「そうだ」
息子「プロディジーってバンド知ってるか?」
僕「あぁ知っている。日本でも有名だし僕も好きだ。」
息子「見ろよ、これプロディジーのTシャツなんだぜ!」と自分の着ているTシャツを自慢してきた。

その後返答に困りつつ黙っていると、「どこから来たんだ?」とまた同じ質問をしてくる。
「どこから来たんだ?」
「ピアスしてるのか?」
「プロディジーってバンド知ってるか?」
「見ろよ、これプロディジーのTシャツなんだぜ!」

同じフレーズの質問が計3回繰り返され、僕も同じ返答を3回繰り返した。

ちょっと変なやつだなぁなんて思いながらも会話を楽しんでいたが、
結局母親にしかられ、彼は店の奥へと消えていった。

その後も作業の終わりを待っているとまた彼がやってきた。

今度は手にシンバルを1枚持ってきた。

彼は僕の前に来るとシンバルを手で叩いて「シャ~ン」と言う音を出す。
「良い音だろ?お金貯めて買ったんだぜ」なんて言っている。

「お前はドラムをやっているのか?」と言うと
「ドラムセットは持ってない。このシンバルだけだ。」などと言う。

彼はまたもシンバルを叩き音色に聞き入っている。
独り言のように「良い音だぁ~」などと言っているとまた母親に怒られ店の奥へと消えていった。

ますます変なやつだ。

時計を見ると大体1時間たったのでバイク屋と行くことにした。
バイクは見事新品タイヤに履きかえられていた。

清算を済ませ、バイクに荷物を積んでいるとスタッフの1人が
一緒に写真を撮ろうと言う事でお店の奥からデジカメを持ってきて写真を撮った。

彼は若いがバイクがすきで僕の旅の話を一番興味を持って聞いていた人だった。
彼にもバイクキャンパーのすばらしさを知って欲しい。

彼は「クラッチワイヤーがちょっとゆるんでいるから注意しろよ!」
と言い、お互い胸にピースサインをし、僕はバイク屋に別れを告げた。

ありがとう。

僕はそのままルート1からハイウェイ95と乗りフロリダキーを目指した。
途中の通ったマイアミは大きな都市だった。

車も多く、軽い渋滞になっていた。
前の車を見るとガソリンタンクの蓋が開いているのに気づいた。

今まで親切にされたアメリカ人へのせめてものの恩返しと、
前の車の隣にバイクとつけ、
「デンジャーデンジャー ガソリンタンク オープン!」と片言で大声で
叫んで運転手に教えてあげた。

運転手は若い黒人女性で、始めは聞き取れなかったのが指をさし
「ガソリンタンクがあいてるぞ!」と言うことをやっとわかったのか、
彼女は申し訳なさそうに「あの蓋は壊れてて閉まらないのよ。」と言ってきた・・・

そうか。。。

壊れたのか。。。

途中給油のためにガススタンドに停まり、
給油をすませ地図とキーウエストまでの距離を測るとどうやら今日は時間的にもキーウエストにはいけそうもないと思った。

地図を見るとキーウエストの入り口のキーラーゴと言うところにState Parkがあるので
そこでキャンプを2連泊し、明日キーウエストに行くと言う計画にした。

マイアミはちょっと治安が悪そうだ。

パークに着くとどうも人気のあるパークらしくほぼほぼ満員状態。
見るとボートなどを引っ張ったキャンピングカーなどが目立つ。

僕がテントを張る隣のサイトもキャンピングカーで男性が娘であろう小さな女の子2人、それと犬も一緒になって遊んでいた。

結局到着は遅くなり、日も暮れ、僕は暗闇の中でテントを設置する羽目になった。
ハンマーを探したペグを打ち込むのに戸惑っていると、それを見かねた隣のサイトのパパが懐中電灯を持ってきてくれた。

僕は「ありがとう」とお礼を言うと
「Hi where are you from?」と声をかけてきた。
僕は日本人でバンクーバーから来た、と言うと
「Oh!」などと感激していた。

しばらくするとキャンピングカーに乗り込み奥さんを紹介してくれた。
どうやら彼の奥さんは日本人らしく、沖縄出身の人らしい。

ひさびさの日本語で「こんばんは」と挨拶したが、久々の日本語に戸惑ったのか、
彼女の口から日本語がなかなか出てこなかったのに笑った。

その後彼といろいろな話をした。

どこから来たんだ?などと質問され、
「カナダのバンクーバーだ」
と言うと「オーーーシット!!!!!!!!」と言われた。

今までも同じようにどこから来たんだ?と言う質問に答えカナダ・バンクーバーだというと大抵の人は「オ~マイガ~」もしくは「オ~クレイジ~」などがほとんどだった。

さらにバイクで走っていると黒い虫がたくさんぶつかってヘッドライトが汚れるなどと言うと「あの虫はコクーンと言うんだ」と教えてくれた。

あの未知の生物はコクーンと言うのか・・・

また僕は沖縄にも言ったことあるがフロリダは沖縄より海がキレイだ、と言うと
彼はフロリダの西海岸であるタンパがあるほうはもっとキレイだと言った。

彼が言うには「ベストオブフロリダ」らしい。
行ってみたい。

どうキレイなんだ?と言うと彼は一瞬考え、
「シィ~ロォ~~~」と言った。
結局英語で「砂浜が真っ白だ」と言い直し、なるほど「白」のことか、とわかった。

彼とおやすみの挨拶し、僕は明日キーウエストに行くために早く寝ることにした。

テントに入り、寝るための準備をしているとどうも外が騒がしい。
なにやらこんな夜だというのにボール遊びをしている人たちがいる。

言葉を聞く限り英語ではなくスペイン語のようだ。
メキシコ人か?

この時新たにメキシコと言う次なる目的地を目指すかどうかが
頭をよぎった。

走行距離:302キロ   総走行距離:12073キロ

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